医療事務の資格を取る人は年々増えてきています。確かに医療事務の仕事は以前から女性には人気の仕事でした。近年は不景気な世の中になってきているために、より安定した職業を求める傾向にある事が、医療事務の資格を取る人が増えている要因の一部かもしれません。ここではなぜ医療事務の資格が人気なのか解説します。
医療事務の資格は通信講座でも取得することができ、年間何度も試験がある場合も多く、資格の種類にもよりますが、在宅試験などもでき、テキスト持ち込み可能な場合も多い、資格の中でも比較的取得しやすい資格です。多くの医療事務資格は経験、学歴を問わず受験できます。
医療事務は基本的にはデスクワークが多く年齢に関係なく仕事を続けられ年配の方も多く働いています。医療費の算定は医療機関に必要不可欠の専門スキルです。専門知識や技術はいつの時代も必要とされます。現場では経験者が求められるため、出産のためなどで離職しても復職、再就職しやすいのが女性向きの仕事といえます。医療事務は年齢に関係なく働きやすく、結婚、出産後も働けるという事も人気に拍車をかけているのです。
全国どこへ行っても医療機関はありますので、医療事務の資格、経験があれば夫の転勤や引っ越しの際も就職先を探しやすいというのも医療事務の人気の理由の一つです。 働く場所は病院だけでなく歯科医院や調剤薬局、保険者側の審査支払い機関や地方自治体などでも医療事務は求められています。
またワークスタイルも、正社員、派遣、パートなどがありそれぞれの生活スタイルにあった選択ができます。まだ子供が小さいうちはパートで短い時間働いていた方も、子供に手がかからなくなったらフルタイムを希望するなどの変更がよくあります。
給料もパートタイムで約1000円~、派遣だと約1200~1400円、正社員では、月給16万円~といったように、他の職種に比べると時給、お給料はすごく高いとは言えませんが比較的よいと言えます。
資格はあくまでも基礎を学ぶものですが、実際の現場で働いて経験を積むと医療の知識が付いてきます。医療の知識が普段の生活に役に立つことがあるかもしれません。
また現在医療事務に従事されてる方によると、2年に一度、診療報酬点数が改定されたり、コンピュータの導入などによる最近の職場の変化なども、「いろいろ新しい事を吸収できる、飽きがこないやりがいのある仕事」と言ってる方もいます。物事はとらえようですがこういった、やりがいも人気の秘密なのかもしれません。