医療事務の資格はたくさんあり、なかなかみなさんも迷ってしまうと思います。ここではどの通信講座でどの資格が取れるか一覧表にで見やすく記載しています。
資格を選ぶ基準としてはやはり難易度が高いほど信頼度が高いと言えます。よく、あまり関係ないとは言いますが雇う側も就職希望者が経験者でない場合は少なからず気になると予想できます。逆に早く取得してすぐにでも働き、経験をつける方が大事という考え方もあります。その場合は在宅試験が可能か、テキスト持ち込みは可能か、合格率は高いか、年間何度試験があるかなどを参考にしていただければいいと思います。
医療保険士 | |
主催 | 医療保険学院 |
試験日 | 年12回(毎月1回 在宅試験) |
試験 | ■基礎編 ・医療保険制度・基本診療・投薬・注射・処置・各種療法・手術・検査・画像診断・入院 ■実習編 ・ カルテをもとに診療報酬証明書(レセプト)の作成 |
合格基準 | 非公開 |
試験料 | 6,000円 |
たのまなの講座を修了しなければならないという受験資格がありますが 在宅試験が可能です。合格保障制度があって1年間なら何度も試験が受けられます。
医療事務管理士 | |
主催 | ㈱技能認定振興協会 |
試験日 | 奇数月の第4土曜日(年6回実施) |
試験 | 実技試験 3時間 ・ 学科試験 1時間 資料などの持込可能、計算機以外の電子機器は不可 |
合格基準 | 実技/3問とも50%以上の得点をし、さらに3問の合計で70%以上 学科試験/70点以上 |
試験料 | 医科/6,000円(税込 歯科/6,000円(税込) |
合格率 | 医科/47.1% 歯科/50.1%(2011/7月実施回) |
合否結果 | 試験実施後1ヵ月以内に文書にて通知 合格者には「医療事務管理士」の称号が付与され、 認定合格証が交付されます。 |
ちなみに㈱技能認定振興協会はソラストの子会社です。 ユーキャンの通信講座を修了した方は在宅試験も可能です。
医療事務技能審査試験 | |
主催 | 日本医療教育財団 |
試験日 | 年12回(毎月) |
試験 | 実技I 患者接遇 記述式 2問 50分 学科 医療事務知識 択一式 25問 60分 実技II 診療報酬請求事務 明細書点検 4問 70分 |
合格基準 | 学科試験と実技試験I・IIの各得点率が70%以上で合格 |
試験料 | 6,500円(医科・歯科) |
合格率 | 約55% |
合否結果 | 合否結果/試験日から約1ヵ月後に郵送で通知されます。合格者に付与する称号はメディカル クラーク(医科・歯科)です。 |
ニチイは通信、通学ともにあり、通学講座で週に2日通うコースでは1,5カ月で取得できるカリキュラムになっています。
保険請求事務技能検定試験 | |
主催 | 日本医療事務協 |
試験日 | 通学生:年7回実施(3・4・6・7・9・11・12月) 通信生:年12回実施(毎月第4土曜日) |
試験 | 日本医療事務協会が行う各講座カリキュラムに準拠 試験時間・2時間 |
合格基準 | 非公開 |
試験料 | 7,000円(税込) 実技のみ 5,000円 学科のみ 2,000円 ※不合格の場合、不合格になった科目のみの受験となります。 |
合格率 | 71.4%(平成23年4月) |
合否結果 | 試験日の約3週間後 |
日本医療事務協会の講座を修了してい事が受験資格になっています。 通信の受講者は自宅受験が可能です。
診療報酬請求事務能力認定試験 | |
主催 | 財団法人 日本医療保険事務協会 |
試験日 | 年2回(7月、12月)、日曜日または祝日 全国一斉統一試験 |
試験 | 学科試験・実技試験 3時間 |
合格基準 | 非公開 |
試験料 | 7,500円 |
合格率 | 医科27.4% 歯科39.0%(平成23年7月実施) |
合否結果 | 試験月の翌々月末までに、全受験者に文書で通知 |
診療報酬請求事務能力認定試験は医療事務試験の中で最難関試験の 一つです。ソラスト、日本医療事務協会では資格のダブル取得を目指す なかでまずは自社の資格取ったあとでこちらの資格を目指すようです。ヒューマンの通信講座「たのまな」では医療保険士とセットで目指す講座もあります。
医療事務は資格によって、合格率も実施回数もだいぶ違うため迷う所ではあると思います。ヒューマンの通信講座で取れる医療保険士は在宅試験ですし合格保証制度があるので期間内なら何度でも受験できます。ユーキャンの医療事務管理士、日本医療事務協会の保険請求事務技能検定試験も在宅試験が可能です。日本医療事務協会の場合、不合格の科目のみ再受験できるので比較的取得しやすいとは言えます。
日本医療事務協会の保険請求事務技能検定試験、ヒューマンの通信講座で取れる医療保険士ともにその講座を受講しなければ受験資格がありませんので独学で取得する事はできません。
逆に難易度の高く、年2回とチャンスの少ない診療報酬請求事務能力認定試験は取得すると就職に有利かもしれませんが、取得まで時間がかかったり通学講座に費用がかかったりしますので、費用や時間に対しての効果も考慮したい所です。
最終的に医療現場に就職でき、即戦力として使える人材を目指す事が目的ですので、ゴールを見据えた選択が大事です。
医療事務の資格の種類は多く一体何をとったらいいのか、どの講座にしたらいいのか迷ってしまいます。そんな場合におすすめは、まとめて資料請求してしまう事です。
ケア資格ナビというサイとなら主要な講座すべての資料請求がまとめてできます。住所などの入力も1回で済みますし、住んでる地域の通学講座の検索もできます。
資料請求すると詳しく講座の事が調べられるのはもちろんですが、実際に届くと医療事務の資格を取るというリアリティーが湧いてきてやる気につながります。
医療事務は正直、難関資格ではありません。そのためか「いつでも取れる」「なくてもなんとかなる」とずるずると先延ばしにしてしまいがちです。資料請求は自信を動かす第一歩としては簡単なのでおすすめです。